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(訓練生から見た) |
講師と生徒のコラボレーション〜人を育てるソフィアの訓練〜ソフィア代表 上田朋子社長インタービュー |
よどみなく、質問に答えていく。 眼鏡からのぞく瞳は、結構鋭かったりする。
好きな言葉は?「自分勝手」(即答)
ソフィアを始めた時から、「地球は、自分の為に回っている」
カラオケの十八番は荻野目洋子の「少年の瞳に」
顔で好きな所は「全部」嫌いな所も「全部」
人生のモテ期は? 「21歳の時、3人から告白された。」
好きな人の前ではどうなるかには、自称「かわいくなる」 「でも自分勝手」
どう、自分勝手なんですか? 「あたしが好きなら相手の気持ちなんて関係ないじゃん」
そんな彼女も、3年前に人生の絶望を味わったそうだが、その危機を救ったのは、
「動物的なカン」で受けた大学に見事合格出来たから。
そう、彼女は現在、れっきとした女子大生である。
「自社で人材が欲しかった」時に、職安から3ケ月間の職場実習生を請け負った。
その時の実習生が現在もソフィアで勤務中の齊藤先生だった。
この実績と企業からの即戦力の人材をというニーズを反映させる為に職業訓練を開始。
即戦力養成が目的のソフィアでは、他ではあまり見かけない独自の訓練がある。
朝礼前の10分間テスト、午後の授業の最初と最後に訓練生によるスピーチ、
そして、訓練生は入校すると経理や環境などの係を受け持つことになる。
「もう一度、再就職できた時に困らない為」「自主的に動いてもらう為」
訓練の中にはソフィア側のこんな思いがあったのだ。
今回実施した訓練生へのアンケートでも最初は仕方なくやっていた訓練生も、
訓練終了間際になると責任感と楽しみに気持ちが変わっていったという回答が多かった。
ソフィアにはこれまでの卒業生が頻繁に訪れる。
就職の報告だったり、先生達に会いに来たり、
なかにはそのままスピーチをさせられる場合もある。
卒業生の顔は辛い失業時代を過ごした場所というイメージではない。
「嬉しいです。卒業したら、訓練生ではなく、私は仲間だと思っているから。お友達感覚です。」
「本当はね、訓練生も『〜ちゃん』って呼びたいくらい。でも、斉藤から止められているの。
前に、卒業生を呼び捨てにしたら怒られちゃった。」
訓練生に対して心掛けている事は?
「ちゃん付け、呼び捨てはしない(笑)。」
「私は生徒とは、お互いに大人の関係だと思っている。
だから、なんでも言い合える雰囲気作りを心掛けている。」
「自分は此処を学校だと思っていないから、1つの会社だと思っているから。」
「会社だったら、部下が上司に意見も言うし、上司はその話を聞くでしょ。」
これから入校して来る訓練生になにかありますか?
「とにかく、なんでもやって欲しい。遠慮しないで!!
主張があれば教師も生徒も、お互いが意見を言い合えばいいの。
そうすることでお互いの信頼関係に変わっていくんだから。 お互いが成長していけるから。
ここは、教師と生徒のコラボレーションで成り立っているんだから。」
タイムマシーンで過去に行けるなら 「戦国時代がいい」
お姫様になりたいんですか?「織田信長に会いたいの」
では、将来の夢は?
「あのねぇ〜楽しく暮らしていきたい。 あたし、94歳まで生きたいの」
えっ、なぜ94歳なんですか?
「私の父はね、自分が44歳の時に亡くなったの。
その時、父にね、50年後にあっちで会って話をしようねってっ言ったの。
会った時に50年分の楽しい話をいっぱいしてあげたいの。
だから、楽しい事がいっぱいあったほうがいいでしょ。」
先生の目が、「少女の瞳に」戻った一瞬だった。
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